2019/04/21
ご覧いただいている写真は某展示会で組み立てる什器です。
それぞれのパーツ製作が終わりましたので、ここで一旦仮組みをして
構造上問題ないかを判断してます。
特に注意すべきは、パーツ結合部分です。スムーズに結合できれば問題ありませんが
少しでも違和感があれば要注意。削ったり、浮かしてたりして調整しなければなりません。
その都度、バラし〜再仮組みをして作業を行いますが、その手間を怠ると実際の現場では
大火傷を負ってしまいます。
細心の注意を払って…微調整は続きます。
現場で組み立てた後は化粧仕上げ。
経師仕上げとなりますが、このレベルになるとさすがに弊社の経師レベルでは
膨大な時間を要します。
ここはやはり安心できる専門の経師屋さんにお任せするしかありません。
段取りの速さや手際の良さはやはり専門職のプロ。
立ち会った弊社スタッフも思わず感銘を受けざるを得ません。
経師屋さんと久々にコラボした現場、予想以上の出来栄えに全員が納得出来たようです。
2019/02/20
W5400×D2700と比較的小さなサイズの展示会特装ブース。
商品展示は多種多様でその物量も結構あります。また、企業PRの映像も流したいという事で
42インチのモニター設置、そして商談スペースも必要。
このスペースでこのボリューム感、凝ったデザインでは対応不可なのでシンプルデザインに。
コーポレートカラーで全体を統一、商品は見やすく大量にディスプレイできるように半円の展示台と
スチールネットを組み合わせ、企業名は遠くからでも認識できるように高所に、キャッチコピーは
ブースフロント両袖に配しました。
優先順位でスペースを埋めていくとバックヤードは極少スペース。
そこでドア対応ではなく、アコーディオンカーテン仕様にしてドアの開閉スペースをカットしました。
無駄な空間を排除したためか、思った以上に使い勝手のいい空間となりました。
撤去時…クライアント様から半円の展示台とスチールネットの処分を問われました。
終了すれば全ては粗大ゴミとなることをお伝えしましたら、驚愕と悲しい表情に…。
「勿体無いので会社に持ち帰って利用してもよろしいでしょうか」のお言葉。
展示台は一体化で製作しているので、残念ながらクライアント様の車輌には
入りきらずでスチールネットのみのお持ち帰りとなりました。
弊社のトラックで運搬すれば問題ないのですが撤去作業に追われ、クライアント様も遠方。
残念ではありましたが断念せざるを得ませんでした。
しかし、弊社デザイナーや製作者のとってはやりがいを感じる瞬間です。
大変嬉しいお言葉、ありがとうございました。
2019/01/25
展示会、特装ブースメインとなるコーナー装飾です。
絞り込まれたデザインは多種な三角形の組み合わせとなっております。
カラー展開も白と赤のみと、いたってシンプル。
しかし直接照明と間接照明を絡めれば、ご覧のように迫力があり美しい装飾となります。
メイン装飾の内部は4層構造で重量もそれなりにあります。
傾斜設置となるため現場での組み立ては1層づつ、支えながらの作業になりました。
たいへん手間がかかるものでしたが、完成後の形に一同満足と安堵の顔でした。
間接照明にはLEDテープライトを取り付けてますが構造上、事前作業は不可能。
組み上がった後に狭い空間を身体を捻り、腕を伸ばしてながら悪戦苦闘で取り付けました。
電気屋さんも電気配線が露出しないよう気を使っていただき、感謝です。
図面はクライアント様からの支給です。
こちらのクライアント様のデザインはいつもやりがいを感じます。
困難なデザインをどう処理するか、技術応用の連続ではありますがそれが弊社のスキルアップ
にもつながります。
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