2019/10/07
とあるLIVE会場のトラスで組立てた入口ゲート。
野外イベントでもお馴染みですね。
風などの影響を受けないので安心できます。
問題は表示するタイトルの看板面。
「パネル切出し」というデザインで対応しました。
他に、候補としてはメッシュバナーや定型の看板にするという方法もありますが
この「切出し」であれば両サイドに配置したキャラも生きてきます。
表面はご覧の通りですが、トラスを利用してますので裏面は構造が丸見え状態です。
トラスのある意味ウィークポイントで、複雑な構造露出は見た目も何か汚く見えてしまいます。
そんな気配りで、最小限の構造で製作して表面と同様に白塗装で仕上げました。
もちろん風邪対策も考慮した構造です。
さらに横に流れたトラスを上手く利用し、その構造が見えにくいようにも対処。
お陰で見た目がスッキリできました。
2019/09/12
弊社の作業現場と言えば、展示ホールはもちろん、文化施設やTVスタジオ、屋外イベント広場と
多岐に渡りますが、商業施設もその一つです。
商業施設は基本、営業終了後から営業開始までとなるため殆どが深夜作業となります。
作業スケジュールによっては徹夜作業となるケースもあります。
搬入で利用するEVは大型なので問題ありませんが、営業終了となるため各ショップの
商品入れ替えやゴミ出しなどでEVは大混雑状態。資材はその間隙を縫っての搬入です。
現場への資材搬入が終われば、次はパネルの配置〜組立です。
館内は関係者のみの時間帯、通路にもたくさんの資材が置けるのでここまで進めばいつもの
作業と違いはありません。
今回の案件は販促を兼ねた紹介イベントの会場製作です。
搬入経路は長くなるのでパネルなどは全て、現場経紙となりますがまずは
組立スタッフが平面図や立面図を片手にパネル組立。
そのパネル面に経紙する化粧紙の指示を書き込んで、次のコーナーに取り掛かります。
パネル面に書き込まれた指示の化粧紙を張り込んでいくのは経紙屋さん。
経紙屋さんにせっつかれながら…そんな作業を繰り返し完成に至ります。
しかし、図面に落とし込まれたパネルがレイアウト通りに収まりきらなかったり
プランナーさんの思惑で組合せの変更などは稀にあるケース。
そんな時はパネルを裁断して対処しますが、経紙終了後となるとその部分の作業は繰り返し。
深夜の作業時間ではありますが、こればっかりは逃げようがありません。
2019/08/27
夏の甲子園、宮城代表はベスト8と健闘しました。選手の皆様お疲れ様でした。
県予選のTV中継、例年であれば石巻市民球場でしたが今年は仙台市民球場に変わりました。
中継のカメラ台を請け負っている弊社、新ver.でのカメラ台の製作です。
とは言うものの、カメラマンを日射病から守るシート屋根は前回同様で利用可能。
センターカメラ台も高くすれば問題なしで、1塁側のカメラ台のみ製作となりました。
事前に製作するほどでもないので、現場に合わせた資材を用意して台製作は現場対応です。
風対策は、固定されている鉄柵にラッシングで抱合せ、または砂袋という原始的な方法。
少々不安は残りますが、前年度の石巻会場の海風と比較すれば問題ないと思うのですが…。
この手の作業は「モノを作る」「ステージを組む」という仕事に従事しているスタッフにとっては
苦になりませんが、今回は違ったようです。
それは搬入方法…。こちらの球場、階段段差が高く1往復するだけでも息が上がります。
人間工学的には15cmが基本ですが、ここは20〜28cmと段差がバラバラ。
往復の繰り返しで、階段を上る脚力は間違いなくパワーダウンしてしまいます。
往復を減らすには完成品で搬入も可能ですが、そうなると今度はその重量が身に堪えます。
来年は往復を何十回も繰り返すか、はたまた瞬間の重労働を取るか…。
何れにしても、こればかりは避けようがない作業となりそうです。
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