2020/01/23
とある大学の交流ホールにてTVの対談セットを設営いたしました。
「広々としたホールの雰囲気とガラス面に入り込む背景を有効に活用して欲しい」のリクエスト。
TVセットプランは通常のデザインと違って、全体のイメージとワンショットサイズの背景ごとに
イメージしなければなりません。
全体のイメージが良くてもワンショット背景が生きなければ意味がありません。
まずはラフスケッチで起こしたプランを頭に叩き込み、頭の中で3D化。
そして私自身がカメラマンになり、映像を切り取ります。
切り取った映像はプラン通りかどうか?…頭の中で数回繰り返す必要があります。
…これこそ産む苦しみなんです。
「このプランでGO!!」となれば、あとはセット大道具を製作するのみです。
スタジオとなる会場はご覧の通り如何にも交流ホールの雰囲気。
セットアップしたセット大道具はクライアントからいただいた宿題通りに
組み上がりました。
演者後方のセットは外風景を遮断することが無いように、市松風の飾りパネルを配置し
大学構内にある交流ホールという匂いを漂わせるためにオリジナルのラックには
専門書的な書籍や小道具を置いて雰囲気を醸し出しました。
「クライアント様の描く映像にどれだけ近づけるか」もクリアでき、カメラクルーのセンスも
活かせるスタジオセットとなりました。
2020/01/09
昨年開催された、幕張メッセの「橋梁・トンネル展」
弊社クライアントからいただいた宿題は「展示する商品サンプルのデモンストレーション」
この文言だけでは焦る必要もありませんが、商品サンプルの荷重はおよそ140Kg。
さらにこのサンプルを左右に走らせるため、吊るための梁は鉄骨仕様となります。
となると全体の重量は200Kgオーバーの重量です。
問題はその重量を支える仕掛け、さらに重量のある商品サンプルが左右に動くごとに
発生する振動をどう対処するか、そしてその固定方法…
限りある予算の中で如何に効果的な仕掛けにするか、そこそこやり甲斐を感じます。
商品サンプルはフォト中央にある黒い物です。
上部のタイヤ的な部品が鉄骨梁に噛み合って、商品が左右に動きます。
完成した梁を支える仕掛け、外見はスッキリとしてますが内部構造はいたって複雑。
事前に工場内で仮組みを実施、動きを検証し問題はクリアしました。
現場では多少の手直しは発生しましたが、想定内でしたので対処は完璧です。
完成したデモンストレーションのスペースをご覧になったクライアント様。
「どういう構造なの?」…説明しても恐らくはチンプンカンプンとなるはず…。
申し訳ございませんが「企業秘密です」と逃げさせていただきました。
2019/12/28
2019年もいろいろありました。
辛かった現場、楽しかった現場、思い出に残る現場とスタッフ一同それなりに
記憶しているかと思います。
新卒2名の採用でスタートするはずだった新年度。
直前の内定辞退で新卒は1名のみとなり、不安なスタートとなりました。
しかし、採用された新人君は四苦八苦しながらも頑張りました。
右も左も知らない世界で、同期もいない状況…不安な顔つきから
スタートしたものの、今では素敵な笑顔が周りの諸先輩の癒しと
なっているようです。
指導した若手の先輩も何やら逞しくなり、弊社のマンパワーは間違いなく
強力になったと感じております。
そんな状況で弊社では初めてパートさん2名を採用させていただきました。
互いに初めての環境の中で手探り状態ではありましたが、これといった問題も
発生する事もなく、無事に年末を迎えられました。
パートさんの作業は軽作業ではありますが、工場内作業は間違いなく
集中化でき、スピーディーとなったようです。
人員補充や人材育成が困難な今、外国人労働者も含め如何に有効な体制を作れるか。
労働環境に対するアンテナは十分に張りめぐらせなければならないようです。
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