2020/03/07
昨年制作されたAEONのCMセット。
TVスタジオのニュースセット風にオリジナルデザインされたものです。
「ホワイト基調で明るく、AEONカラーの差し色は必須」のリクエストをもとに
デザインを考えました。
メインとなるMCバックセットは常時、映像に絡みますのでAEONカラーを配置。
斜めからの撮影では一転してAEONカラーを排除、スチール感の装飾を施し
間接照明にてイメージを変換させました。
センターにド〜ンと構えた「にぎわい東北」のサークルサインは、今CMの
コンセプトとなるテーマとなります。
クライアント様との打合せを数回経て仕上がったデザイン。
このプラン図をもとに製作がスタート。
仕上がったセット大道具は収録スタジオまで運搬し、サァ〜設営です。
完成したスタジオセットはデザインプラン100%通りの仕上がりで問題なし!
しかし、実はここからが重要な最終仕上げ作業となります。
それはカメラを覗いた際に発生する不要なものや修正が必要となる箇所の現場直し。
ディレクターやカメラマンがイメージする映像と一致させるために大変重要な作業。
あれこれ指示される作業は本当に細かいところまで…。
弊社スタッフと照明さんの連携で素早い対応をしますが、カメラマンからは見えない
所での作業となると、お互いに顔を見て愚痴ります…「そこは問題ないだろう!」(怒)
お互いに感じる事は一緒のようで…(笑)
2020/02/22
某CM撮影セットで使う商品陳列ケース、製作台数は3種類14台。
実際に商品を展示するのでそれなりの強度は必要ですが、1日のみの単発使用。
クライアント様からは「予算をかけないで…」が必須条件です。
となると、化粧仕上げは経紙仕上げでしか対応できません。
可能であれば中棚にも陳列する商品が明るく見えるように照明バーはセットしたい
ところですが、この提案は予算の都合上残念ながら却下されました。
スタジオに設置する際はカメラを覗いて理想の配置となるようにディレクターや
カメラさんの指示で移動します。
移動作業は結構な体力作業となるため、現場がスムーズに進行できるように
底にキャスターを付けることも提案させていただきました。
残念なことにこちらの提案も予算の都合上、却下。
スタジオで進行管理に入るスタッフを1名増員して、人力の作業となりました。
陳列ケースの配置作業、一発で決まれば幸いなのですが…。
2020/02/07
先日開催された展示会。
デザインプランや製作図面はクライアント様から支給いただきました。
弊社も含め、製作図面の描き方は多種多様のようです。
製作図面は「平面図」「立面図」「側面図」の3点で構成されますが
最低のルールとしては、サイズさえ認識できれば問題はありません。
展示物の構造などは基本、念密な打合せで情報を共有しておけば
製作は全て弊社に一任です。
今回の展示会は「車輌展示」「商品展示」「商品説明」の3コーナーに
分離してのレイアウト。
気になる注意点もほとんどありませんが、出展企業様が持ち込まれた
商品サンプルはかなりの重量で現場スタッフに一瞬緊張が走りました。
事前の打合せによって、展示物内容のサイズや重量なども考慮した木工製作。
出展企業様と弊社クライアント様のラインで情報が抜けていたようです。
現場対応となると100%の対処は難しくなるのですが、今回はスタッフの
経験値で100%の対応が出来ました。安堵です。
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