2020/08/19
クライアント様から某ホテルに飾ってある絵画の交換工事をご依頼いただきました。
絵画はW3000×H2000と巨大サイズで重量もかなりのものです。
取り外し作業は簡易ですが、問題は取り外した後の作業。
ローリングタワーに3人登って持ち上げましたが、その重量に悪戦苦闘です。
どうやら3人では無理があったようです。
外した後は床まで下ろす作業。絵画はもちろんですが、足場タワーや壁にぶつけて
額縁や壁面に傷をつけては大問題。
慎重に慎重を重ねて休みながらの作業の繰り返しでスタッフの体力ポイントは
一気に赤レベルとなってしまいました。
新しく展示される作品はフレームのみで制作されたオブジェです。
重量の負担もなく留意する点は取り付け方法です。
ポイントとなるパーツ箇所にフレームの受け軸を壁面に打ち付け
フレームを嵌め固定していきます。
ここで重要となるのが受け軸をビス打ちする壁面に基礎材が走っているかどうかです。
壁を叩いた音で空洞かどうかを聞き分けますが、ここはキャリアがものを言います。
基礎材に当たれば返って来る音は明らかに反射音が違います。
数箇所のポイントに打ち付けた受け軸でオブジェはガッチリと収まりました。
2020/08/03
昨今、買い物をした場合などに金銭授受を行う際、手と手ではなくトレーを介するのが
当たり前となりました。
ビジネスシーンでも名刺の手渡しを避け、トレーにのせてお渡しする方法もあるようです。
「ウィズコロナ」を考慮すれば「新ビジネスマナー」となるのでしょうか?
名刺交換はその交換がきっかけに良好なコミュニケーションが作れるビジネスツールです。
どんな形であれ相手を配慮し、思いやる気持ちを無くしてはいけないと思います。
互いに心地よくなれるマナーを忘れてはいけませんね。
受注業務で依頼された飛沫感染防止ビニール。
抗菌ビニールを利用しての商品、基本使い捨てとなりますが高価なため
クライアント様からは「レンタルでの利用はできないか…」のご相談。
となると、利用後のアルコール消毒を完全に実施して管理も万全に
施さなければなりません。
不完全な状況での保管はウイルス蔓延のリスクを伴い弊社スタッフを危険に晒します。
案件終了にて持ち帰った弊社の舞台大道具やレンタル資材などなど…
これからはアルコール消毒という一手間かけての収納が当たり前となりそうです。
2020/07/02
全ての作業がアップしました。
フラットな仕切壁面としたいところでしたが既存壁面の都合上、左側はL型です。
しかし採光面が多く取れ、スペースに観葉植物を置くことで品のある空間が生まれました。
当初の目的であった室内で交わされるミーティング内容もドアを閉めることで漏れてきません。
弊社事務所は入口から突き当たりの壁面まで遮断壁がないオープンスペースが特徴でした。
しかし、この設置に伴って単独のミーティングスペースは生まれましたが、自慢の
フルオープンが少々減ってしまいました。
このミーティングルーム、最大でも4名程度の狭小スペース。
この時期なので、3密状態だけは避けなければなりません…この対策は抜けてました。
しばらくは窓とドアを開けて凌ぐしかありません。
この「仕切壁」はあくまでも仮設という域です。
大工さんが手がける建築物と違って、弊社は短期で終了する展示会特装ブースなどの製作
経験で積み上げたスキルを利用しての作業。
「仮設」のメリットは不要になった際の撤去や移設は化粧直しという作業は生まれるものの
簡易な作業で済みます。
残念ながら「仮設」という言葉にはやはり「脆弱」と言うイメージが残ります。
しかし、条件が整えば何ら問題はありません。
逆に考えれば「仮設」の条件に限れば不可能な作業は無いと断言できそうです。
コロナ禍に陥り一気に暇となった状況の中、知識と技術を発揮した久々の作業。
アフターコロナに向け、これからもスキルを高めて行きたいと思います。
![]() |
![]() |