2025/11/17
オリジナルステージを設置して参りました。 設置した場所は東京品川”AQUA PARK SHINAGAWA”です。 施設の一部リニューアルに伴い、常設ステージのバージョンアップです。 打合せ当初から施設スタッフ様には、きめ細かいご要望をいただきました。 最優先事項は、毎日の水洗いと除菌に対応できる資材を使用すること。 またステージトップの床材は”アザラシ”さんが滑れるようにする事。 但し、滑り過ぎとならないように注意。 ステージ両サイドには”ペンギン”さんが登るステップや”亀”さんが登る スロープを設置、ステージ同様に耐水性が高い資材を利用し「ステージの 運用がない場合は取り外しが出来るように…」とたくさんのご要望を頂戴しました。
まずは基礎となる骨格に使用した資材は”人工樹木”としました。 公園や自宅テラスで用いられるお馴染みの資材です。 ステージトップのシート”耐水性”は問題ありませんが、”ある程度の滑りは必要”と いう点は非常に悩ましいところです。 本来、床材は滑らないために用いられる資材なんです。また、除菌スプレーによって溶解 色落ちが発生しないという条件。 さすがに当社の経験値では対応に時間がかかりそうなのでこの素材に関しては 専門分野にお願いしました。細かい条件をお伝えしサンプル手配や検証を重ねて ようやく決定。 お陰様でご要望いただいた項目を100%、クリアさせていただきました。
2025/10/09
某案件にて屋外に設置する”切り株”製作のご依頼をいただきました。 ネットに出回っている商品はほとんどが”杉の木”の本物。 ズッシリと重みがはありますが、屋外設置となると雨に濡れて”腐る”という 欠点がつきまといます。 となると、オリジナルで製作するしかありません。 探し回った結果、100%再生プラスチックで製造された”切り株風”のベンチが 見つかりました。 左側写真がその商品ですが、このままではただの丸太もどき。 完全なる”切り株"とするため二次加工を施さなければなりません。
購入した”切り株風”の素材にオイルペンキを塗装して仕上げました。 塗装といっても刷毛やガンスプレーといった道具を使わずに、ただひたすらに ウェスやスポンジを利用し、擦る叩くを繰り返し雰囲気を確認しながらの作業です。 ”切り株”の写真を手にし見つめては擦り、見直しては叩きの連続作業。 1本完成すれば残りは手慣れたものですが、ダメ出しを喰らいながらの作業に スタッフは辟易したかもしれません。 しかし納品時にはクライアント様から絶賛のご評価! やり切ったスタッフ、お疲れでした。 この繰り返しの作業でスキルが1段アップしたようです。
2025/09/09
舞台上に設置された美術セット。 展示会やイベント会場装飾とは違い、独特な雰囲気が漂う空間装飾です。 この分野で使う用語も独特で、舞台中央から左側が”下手”右側が”上手”と 区別されます。 舞台中央に設置された座敷や後方に建て込まれた変形パネルや構造物は ”大道具”に括られます。 対して小物類に括られる絵画や花瓶などは”小道具”です。 食べ物は”消え物”…などなど、この業界の歴史を感じさせます。
こちらの専門用語はTV業界も同様ですが、中にはこんな恐ろしい用語もございます。 それは”殺す”です。状況によっては”殺せ”と指示するシーンも… 用語の意味としては「舞台上の照明や音響、大道具などが倒れたり落ちたりしないように ロープやテープ、釘・ビスなどでしっかりと固定する」ことを言います。 『その小道具、ちゃんと殺しておけよ〜」…素人の方が耳にしたら、耳を疑いますね。
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