2025/09/09
舞台上に設置された美術セット。 展示会やイベント会場装飾とは違い、独特な雰囲気が漂う空間装飾です。 この分野で使う用語も独特で、舞台中央から左側が”下手”右側が”上手”と 区別されます。 舞台中央に設置された座敷や後方に建て込まれた変形パネルや構造物は ”大道具”に括られます。 対して小物類に括られる絵画や花瓶などは”小道具”です。 食べ物は”消え物”…などなど、この業界の歴史を感じさせます。
こちらの専門用語はTV業界も同様ですが、中にはこんな恐ろしい用語もございます。 それは”殺す”です。状況によっては”殺せ”と指示するシーンも… 用語の意味としては「舞台上の照明や音響、大道具などが倒れたり落ちたりしないように ロープやテープ、釘・ビスなどでしっかりと固定する」ことを言います。 『その小道具、ちゃんと殺しておけよ〜」…素人の方が耳にしたら、耳を疑いますね。
2025/07/28
こちらの展示は”スペーサー”という資材を利用した方法です。 壁面から浮いた位置に設置できるので見た目もたいへんお洒落な人気資材です。 仕様は透明アクリル2枚で掲示物をサンドし、この”スペーサー”で固定です。 ベースとなる透明アクリルを半透明のカラー板を利用すれば、高級感が生まれ グレードアップできます。 難点なのは掲示物を交換する際は2枚のアクリルを外さなければならない事。 大型サイズともなると作業には2名が必要で、交換作業も素人さんには難しい 作業かもしれません。
そんな”スペーサー”に進化版が生まれました。 これまで掲示物を交換する際は2枚のアクリル板の取り外しが絶対でしたが こちらは表面カバーのアクリルを外すだけです。 ”スペーサー”の中間に特殊構造が用いられているのでベースアクリルは 残ったままとなります。 この仕様であれば素人さんでも簡単に交換可能です。 少々、割高感はありますが便利さを優先すればお薦めです。
2024/11/15
先日開催された某展示会にてクライアント様からコーポレートカラーの 照明演出をブース内に展開してほしいとリクエストがございました。 メインとなるPRポイントやLEDパネルの効果を妨げない場所となると 「何かしらに発生する壁面への影」にターゲットを定めました。 そして、セットした場所はテーブル展示台天板の裏面です。 テーブルワイドも広いので間接照明としては打ってつけのポイントです。 テーブル奥行は450mm、通常の照明器具の取付は不可能。 そこで照度は少々、低くなりますがここはテープライトを選択しました。
テーブルの下方空間は天板の影のみ。 ダウンライトや社名照明、LEDパネルの照明効果はある程度の暗い場所が あってこそ際立ちます。 その暗い場所に敢えて照明を入れると前述の照明効果は半減してしまいます。 そこで、ライトカラーは青色、壁面に反射するスタイルは末広型ではなく 直線型にしました。 さらに、最大限に効果が発揮できる取付場所を何度も検証。 設置後の出来栄え…、イメージ通りの照明演出が出来ました。
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