FIELD ART FOURBACK'S

展示品重視

2024/03/23

展示品重視

これまで携わった「展示会特装」とは違った趣旨の特装を手掛けました。
「宮城県林業組合」様の地場産業を紹介する展示会でしたが、メインとなるのは
宮城県の森林で伐採された木材を利用した工芸品の展示です。
TV台やおしゃれなラック、キッチンテーブルセットなどなどオリジナル家具が
所狭しとディスプレイされます。
今回のテーマは展示品の設置空間確保と展示物に目が向くデザインが最優先。
ブース全体としてのデザインクォリティは二の次としなければなりません。
また組合様4社が併合となりますので仕切的な区分けも必要となります。
意外と難しい宿題を預けられました。

広々とした空間を遮断する事なく仕切り壁は極力排除、アクセントにアルミ
トラスを組み入れ、組合単位の仕切も兼ねて変化をつけました。
木工展示品とアルミトラスとの組合せにデザイン当初は不安を感じましたが
視覚に入るトラス面積が少ないのが幸いし、違和感を感じません。
反省点としては、仕切壁に設置したパネル表面を木目クロスで化粧した点です。
設置された木工展示品と相まって、遠目での展示品視認が分かりづらくなって
しまいました。
今更ではありますが「独立した差し色で展開すべきだった」と後悔してます。
デザインの感覚は個人センスに委ねられますが、加えて勇気も必要ですね。

チャンネル文字にもいろいろありまして

2024/01/31

チャンネル文字にもいろいろありまして

チャンネル文字、以前にもご紹介しているかと思います。
今回のチャンネル文字は結構、手間がかかっている仕様です。
クライアント様から現場で支給されたこのチャンネル文字。
文字表面を明るくする行灯型ではなく、文字背面に映り込む照明で文字の形を
浮かび上がらせる演出です。
チャンネル文字の内部は行灯型に比べ配線が複雑で、取り付けた後の電源にも
細かい条件が設けられております。
精密で重量もあるこの文字、脚立を昇降しながら1個単位での取り付けに
思った以上の時間を要してしまいました。

照明の反射効果を最大限に発揮するため、文字は壁面から25mm程度離して
取り付けております。
ブリッジという処理ですが、ブリッジとなるネジの孔開け作業が精神を蝕みます。
というのもブリッジは単体のチャンネル文字から数本単位で飛び出しており
孔開けの位置が狂ってしまうとチャンネル文字はハマりません。
この作業は流石に脚立作業は不可能、孔開け作業は地上作業で1個づつ取付検証を
施してからの組み上げとなります。
疲れました…。

札幌ドームが現場です

2023/12/26

札幌ドームが現場です

夏に開催された「下水道展2023in札幌」
展示ブース造作で、超久々の札幌現場となりました。
会場は札幌ドーム、初現場となりましたが事前情報では搬入出は困難を極め
近隣には飲食店も無し、コンビニは遠く離れており昼食やケータリング補充
などは事前購入しかないようです。
会場内には自販機は設置されておらず、しかも会場内での飲食は禁止。
真夏の作業なのに水分補給が出来ないなんて、時代に逆行するルールです。
現地同業者さん曰く「この場所で展示会作業には入りたくない」というのが
暗黙の意識となっているようで…。
ブースの仕上がりよりもスタッフの体調が心配になる現場でした。

設営会場はまるで展示会場、ここが野球場とは思えず混乱しました。
そんな慣れない場所での作業はスタートがまずは大事!
順調に搬入経路と設置位置を確認、さァ勝負の搬入開始です!
しかし、資材を積載したトラックがなかなか入場してきません。
朝7時からの搬入スタートが、何故か大幅に遅れ事務局の説明も
納得出来ません。搬入開始許可がおりず無駄に時間が過ぎるのみ。
ようやく車輌入場が始まりましたが、今度は車両が先に進みません。
一方通行のルールのため、1台が止まると全車輌がストップ。
事務局にも掛け合いましたが、明らかに誘導員のミス。
この段取り欠点が前述の現地スタッフさんが言う「…入りたくない」
の理由の一つでもあるようです。
ご依頼のブース造作は無事に終了しましたが、久々にイライラの
沸点が最高潮に達した現場でございました。

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